概要
2024年半ば、ラオス国民議会は、2024年7月1日付「改正観光法(第63号/NA)」を公布しました。本法律は、観光活動の品質と持続可能性を確保するための基本原則、規制、および監督措置を定めるものです。その目的は、ラオスを現代的で競争力のある観光地として発展させるとともに、豊かな自然、文化、歴史遺産を保全することにあります。さらに、本法律は、国際観光ネットワークの強化、地域協力の促進、および環境に配慮した持続可能な経済成長への貢献を目指しています[1]。
本法律のもとで、観光サービスは以下の3つのカテゴリーに分類されます[2]。
- 陸上観光:トレッキング、ロッククライミング、ジップライン、洞窟探検など
- 水上観光:ボート、カヤック、浮き輪遊び、ダイビング、ラフティングなど
- 空中観光:熱気球、パラモーター飛行、スカイダイビングなど
重要ポイント
A. 事業要件および資格条件
ラオスで観光事業を運営するためには、以下の条件を満たす必要があります[3]。
- ラオス人民民主共和国の法律に基づき、正式に登録された事業体であること
- 適切な設備を備えた事務所を維持すること
- 情報・文化・観光省観光事業管理局の認可を受けた観光スタッフを正規または非常勤で雇用すること
- 透明性のある料金設定を含む詳細な観光プログラムを策定すること
- 商業銀行に預託口座を開設すること
- 事業種別ごとに定められた最低資本金を満たすこと[4]
| 観光事業の種類 | 最低資本金 |
| アウトバウンドツアーオペレーター | 1,500,000,000 LAK |
| 旅行代理店 | 1,000,000,000 LAK |
| インバウンドツアーオペレーター | 500,000,000 LAK |
| 特定エリアツアーオペレーター | 100,000,000 LAK |
また、ラオスの観光業に投資する外国投資家は、登録資本金の30%以上を先に拠出する必要があります。この資本金は、産業商業省から企業登録証明書が発行された後、速やかに銀行へ預け入れる必要があり、規定通りに預託されない場合、観光事業の営業許可が拒否される可能性があります[5]。
B. 手続き期間および手数料
C. 事業ライセンスの有効期間および更新
ラオスにおける観光事業ライセンスは無期限ですが、事業を継続するためには2年ごとに認証の更新が必要です。
この更新手続は、観光業界における最新の規制や品質基準への適合を確保するために義務付けられています[8]。
まとめ
壮大な自然、美しい文化遺産、そして成長を続ける観光業を有するラオスは、投資家や起業家にとって魅力的なビジネスチャンスを提供する市場です。
法規制を遵守し、適切な運営要件を満たすことで、事業者は観光産業の発展に貢献しながら、持続的な収益を得ることが可能となります。
アドベンチャーツアー会社、ラグジュアリー旅行代理店、文化体験型観光ビジネスなど、いずれの分野でもラオスには大きな可能性が広がっています。
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[1] 「改正観光法(第63号/NA)」第1条(2024年7月1日付)
[2] 「改正観光法(第63号/NA)」第61条(新設)(2024年7月1日付)。各種ツアーガイドサービスの定義は、別途規定により定められる。
[3] 「観光事業に関する大臣決定(第607号/MOICT)」第28条(2022年9月30日付)
[4] 「観光事業に関する大臣決定(第607号/MOICT)」第36条(2022年9月30日付)
[5] 「観光事業に関する大臣決定(第607号/MOICT)」第35条(2022年9月30日付)
[6] 公式ウェブサイト:「事業運営ライセンス|ツアーオペレーター営業許可」
[7]「観光事業に関する大臣決定(第607号/MOICT)」第27条(2022年9月30日付)
[8] 「観光事業に関する大臣決定(第607号/MOICT)」第32条(2022年9月30日付)